大和病院 院長
石井 一彦
当院は昭和29年の開院以来、大和市で唯一の精神科病院として、常に地域に根ざした＇心＇の医療を心がけ、明るく開放的な病院づくりを目指してまいりました。
近年、めまぐるしく変動する社会とともに、精神科医療の流れも入院から外来へ、そして地域へと変化してきました。このような中で、私たちが、日ごろ心がけていることは、患者さんを中心とした医療と看護を追求することであり、更には地域の方々とともに、精神科医療と福祉を実践することにあります。
そのような観点から、当院は患者さんやご家族が不安を感じることなく、気軽に相談にお出でいただけるよう、明るく、開放的でゆったりとしたスペースの中で、各部署のスタッフがきめ細やかなチーム医療を行っています。
そして、初期治療を終えた患者さんが、一日でも早く社会復帰ができるよう、作業療法センターにおける作業療法、通院患者さん対象の大規模デイケアでの個性あふれる活動、更に、社会復帰にもう一歩近づいた患者さんを対象としたグループホームを併設し、外来から社会復帰に至るまでの一貫した治療の流れの中で、患者さんとご家族から信頼される医療を常に心がけております。
「心の病」は、誰しもが患う可能性のある身近な病気であり、早期発見・早期治療が回復への一番の早道と言えましょう。患者さんは、時には一人で悩み、苦しみながら社会の中での自分の居場所を懸命に捜しておられることが多いようです。当院は、そのような方々が社会と離れることなく、健やかで幸せな生活を取り戻すお手伝いができればと、これからも、医療と看護に最善を尽くしてまいります。
| 名称 | 医療法人正史会 大和病院 |
|---|---|
| 所在地 | 〒242-0018 神奈川県大和市深見西3-2-37 |
| 電話番号 | 046-261-0161 |
| FAX | 046-261-0200 |
| 創立 | 昭和29年5月1日 |
| 診療科 | 精神科 |
| 病床数 | 250床 |
| 設備 | CTスキャン室、脳波室、心電図室、大規模デイケアセンター、作業療法センター、その他 |
| 昭和29年 5月1日 | 大和病院開設 51床 |
|---|---|
| 昭和30年 5月 | 病棟増築により106床 |
| 昭和34年 4月 | 神奈川県知事により指定精神病院の指定を受ける 病院増築により181床 |
| 昭和45年11月 | 経営主体「医療法人社団正史会」となる |
| 昭和54年 5月 | 病棟増築により278床 |
| 平成 4年 7月 | 作業療法センター開設 |
| 平成 6年 6月 | 大規模デイケアセンター開設 |
| 平成10年12月 | 医療施設近代化施設整備事業による新病棟開設 250床 |
| 平成11年 3月 | 福祉ホーム（現在の「森の家 グループホーム」） 生活訓練施設（現在の「森の家Ｂ グループホーム」）開設 |
| 平成25年 4月 | 「大和病院訪問看護ステーション」を綾瀬市に開設 |
様々な問題や心配事について、安心して療養していただけるように精神保健福祉士（精神科ソーシャルワーカー）がご相談に応じております。
障害者自立支援法の改正により障害福祉サービスを利用するすべての方は「サービス等利用計画」を作成することが必須となりました。
日常生活のサポートを行い、より豊かで安定した生活が送れるよう、看護師が定期的に訪問し必要なケアを行い、在宅療養のお手伝いをさせて頂きます。
地域での日常生活を送ることが困難な方が、それぞれの障害の応じた課題に取り組み、専門のスタッフと二人三脚で社会復帰と自立を目指していただくための施設です。
